皮膚科での鼻ニキビの治療

鼻は他の部位と比較してニキビが生じやすい部位であると言われています。
その理由は「皮脂の生成分量が多め」ですとか「毛穴が深い」ですとか
「その毛穴が皮脂等の汚れで閉塞しやすい」ですとか……。

 

皮膚科での鼻ニキビの治療においては、このような性質に沿って、
ダイレクトにその要因にアプローチできるような手法が採用されています。
ここでは、3つの手法を紹介していきます。

 

イオン導入

この治療では、メインとしてビタミンCを使用します。
ニキビを治す働きを見せる成分を肌の奥部に行き渡らせます。
この際、イオンの力を使うので「イオン導入」と呼ばれているのです。

 

美容液を使っても構わないのですが、行き渡らせるべき深い部分までは
なかなか届きません。しかも、鼻は毛穴が深いですから、なおさらの事です。
それでもイオン導入ならば、鼻の大事な部位にまで
成分を行き渡らせる事が可能という事ですね。

 

さて、イオン導入で主に利用されているこのビタミンCですが、
実は黒ニキビにもかなり良く効きます。
なぜならビタミンCには抗酸化効果もあり、
黒ニキビの要因が毛穴の表面の酸化にあるからです。

 

加えて、ビタミンCには免疫能力を高める効果もあるので、
ニキビの炎症をブロックしつつ、メラニンの発生までをも封じ込めてくれます。
ですから、シミの防止と美白作用までを望めるのです。

 

ケミカルピーリング

特殊な薬剤を利用して、皮膚の表面に溜まってしまった古びた角質を溶解させる事で、
取り除いていくのが、このケミカルピーリングという手法です。

 

ニキビの要因であるアクネ菌も除菌してくれますから、
ニキビが原因の炎症もブロックしてくれます。

 

ケミカルピーリングで、毛穴の皮脂による閉塞が和らげば、
皮膚のターンオーバーが安定し、皮脂の生成量も落ち着きます。
また、皮膚の保護機能も上がりますので、ニキビは当然として、
それ以外の皮膚のトラブルも防ぐことが可能です。

 

これまでのケミカルピーリングには「皮膚へのダメージが大きい」という欠点が
ありましたが、最近は研究の発展して、グリコール酸(自然素材)等の
負担の少ない成分が利用されるようになってきたので、
行うペースさえきちんと守れば、皮膚への刺激を可能な限り抑えながら、
無理なく取り組めるようになりました。

 

皮脂腺凝固

あまり採用されない手法です。

 

「絶縁電気ニードル」という特別な用具を利用して、皮脂腺を凝固させます。
そうすると、永遠に皮脂腺から皮脂が生成されなくなるので、
鼻ニキビがほぼできなくなります。
皮脂の酸化が要因で生じてしまった黒ずみを消す事も可能です。

 

皮脂の生成量が多いTゾーン、鼻限定で実行されている手段です。

 

ちなみに、固まった皮脂腺は細かなコラーゲンに変化します。